みなさん、こんにちは。カタギリです。
さすがミランの10番。
本田先生、ビシッと初スタメンで初ゴールを決めてくれました。
相手が弱かったとはいえ、やっぱり凄い。
とっても本田らしい「キーパーが弾いたこぼれ球をボレーでズドン」。
ロビーニョやパッツィーニらとのコンビネーションもなんだかやたらと良かったし。
チームがこのまま後半戦でグイッと上向くといいんですが。
で、そんなミランですが、新監督がセードルフに決まりました。
正直、まったく意味が分かりません。
政治のオイニ―がプンプンします。
だって他に監督はいるでしょう。
なにもわざわざ監督経験0の現役選手をブラジルから呼び出して、引退させて監督に据える必要はないでしょう。
しかもそれがセードルフですよ。
イタリア人のマルディーニでもアルベルティーニでもコスタクルタでもガットゥーゾでもなく。
オランダ人のライカールトでもファンバステンでもなく。
何を考えてるんだ、ミランのフロント。
というかベルルスコーニの娘。
わりと心配です。
そんなわけで今日の本題。
ちょっと珍しい企画をやろうかな、と思います。
題して。
正しい靴の履き方
なぜ、いまさらこんな企画をやるのか。
店頭で接客をさせていただいて、常々気になっていたことがあったんです。
それは…
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失礼ながら、
靴の履き方・脱ぎ方がヘタな方がけっこういらっしゃるということです。
「なにをエラそうに。こっちの勝手だろうが。」
とおっしゃるのも無理はありません。
というか、実際に言われたことがあります。
「うるせー、ほっとけ」と。
しかし、毎日“ちゃんと”靴を履けていれば、靴に余計なシワが入ることもなく、靴の寿命が延び、つまり長く履くことができます。
逆にいうと、その“ヘタな方”の履き方・脱ぎ方を見ていると、靴にグニュッとシワが入り、あるいはカカトをムギュッと潰しかねないような方法で脱ぎ履きしてらっしゃるわけなんですね。
ご自身の靴でならまだしも、店頭でご試着のときにそれをされてしまうと…
我々も、そしてお客様もたいへん困ったことになります(笑)
というわけで、大きなお世話かとは思いますが、正しい靴の履き方・脱ぎ方をご紹介させていただきます。
それはつまり
靴に負担のかからない履き方・脱ぎ方であります。
まずはここから。
「座る」ということです。
案外これが一番大事だったりするわけです。「座って履く・脱ぐ」。
立った状態で脱ぎ履きすると、どうしても角度的に甲に深くシワが入りやすいんです。
詳しくは後述。
で、ふたつめ。
靴紐をしっかり緩める。
これも案外やられない方がいらっしゃいます。
普段、スニーカーを少し大きめのサイズで選び、かつ紐を結んだ状態で脱ぎ履きしている方だと、革靴でも同じようにやりがちです。
これもいけません。
なぜなら、靴紐を充分に緩めていない状態で足を入れようとすると…
カカトをつぶします。
これは最悪の状況です。
こうならないように、しっかり紐は緩めましょう。
で、次。
細かいようで実は私が一番気になっているのが、実はこれ。
椅子から靴までの距離、です。
「細けーよ」という声が日本中から届いているのが分かります。
しかし見てください。
ほら。
ほらほら。
靴と足の角度の関係で、甲に深いシワが入りやすいんです。
図解すると、こうですね。
この赤線の角度。
椅子から近いところで履こうとすると、深いシワが入りやすくなります。
これは先ほどの「立って履いちゃダメ」ってのも同じです。
「できるだけ遠くで」とは言いませんが、ある程度離した方が靴に負担をかけることなく足を入れることが出来ます。
ほら。
こういうことですね。
注意しなければいけないのは、
同時にカカトを潰さないようにという点ですね。
図を見ていただけると分かると思いますが、カカトに負担をかける恐れがあります。
しかし、これも
紐をしっかり緩めて足を入れるというの守ってもらえれば、履き口に十分な余裕ができますから、カカトを潰すこともありません。
そう、すべての行程は密接に繋がっています。
どれか一つをおろそかにするだけで、愛する靴は悲鳴を上げます。
いけませんいけません。
で、今回はチャッカ・ブーツなんで上手な人は靴べらナシでスポッと履けます。が、自信のない方は靴べらを使いましょう。
靴べらを使えばカカトを潰すことはありません。
短靴は必ず靴べらを使ってください。
絶対です。
絶対に。←しつこい
で、次も当たり前なんですが…
しっかりと、
紐をしめて…
ちゃんと結んで、
履きましょう。
靴とはそういうものです。
紐が緩い状態で履いているとどうしても靴の中で足が遊んでしまい、歩きにくく、足も疲れます。
そして靴も形が崩れていきます。
良いことは何一つありません、と断言しちゃいます。
だらしない履き方をしている人は、男性からも女性からも、年上からも年下からもモテません。とも断言しちゃいます。
「じゃあちゃんと靴を履いていればモテるのか!?」
というのは違います。それはまた別の話。
で、とりあえず履きましたね。
では次は脱ぎましょう。
これもけっこう気になっていました。
脱ぎ方の代表的な悪い例をふたつ。
カカトとカカトを引っかけて脱ぐ、ってやつ。
これはもう問題外です。
デッキ・シューズとか長靴とかは別ですよ。それ以外のあらゆる靴の話です。
これはヒールを傷めるわ、アッパーを傷めるわでもう全然ダメ。
自動車の教習所でいえば、路上に出て2秒で「はい終了~お疲れ様でした」という状態です。
作業靴とか、あるいは仕事用の革靴であれば、こういう風に素早く脱ぐことが必要なときももちろんあるでしょう。
それは仕方ありません。仕事優先。
しかし、オシャレで履く靴、趣味で履く靴、そして長く履く靴であれば、このような脱ぎ方は避けてください。
傷めます。
もうひとつの悪い例。
言葉ではなかなか説明しづらいんですけど、この脱ぎ方です。
「後から脱ぐ」というか、「外側から脱ぐ」というか。
上の写真の脱ぎ方です。
これも結局は、ほらほら。
甲に深いシワを入れることになります。
私の私物チャートシーなので、写真では控えめに曲げてもらってますが、本意気でやるとかなりひどいシワが入ります。
ではどうやって脱ぐのか。
想像していただければすぐにわかると思います。
靴に負担のかからない脱ぎ方。
これです。
しっかりと紐を緩め、足を組んで脱ぐ。
これです。
甲を極端に曲げる必要もなく、なにより目の前なので慎重に丁寧に脱ぐことができます。
短靴も、ブーツも全部これが一番。
脱ぎにくいペコスやエンジニア系もこれが一番力を入れやすくて、脱ぎやすいです。
以上の文章を読んでいただいてお気づきだとは思いますが、要は、
甲に深いシワが入るような履き方はダメ!!
カカトを潰しちゃダメ!!
というだけの話なんです。
甲とカカトにできるだけ負担をかけないようにする、というだけで靴の寿命はかなり延びます。
というか、甲やカカトを傷めると靴はあっという間にダメになります。
せっかく買った靴、長く履きたいじゃあないですか。
別に必要以上に神経質に扱う必要はないですが、最低限のことくらいはやってやりましょう。
靴のために。
Just for your shoes.
英語があっているかどうかは分かりません。
しかし、ビシッとまとまったはず。
以上、
「正しい靴の履き方・脱ぎ方」でした。
◎おまけ 「あれ?」
私の好きなErin Bodeさん。
とにかく声が良い。
曲もなんだか“まろやか”な感じで、とっても素晴らしいんですが。
佇まいが素敵ですよね。
有り体にいえば、美人ですよね。
で、このあいだYouTubeで出会ったライブ映像を見てみたら、
なんだか雰囲気が変わっていらっしゃいます。
日付をみるとかなり新しい映像みたいです。
その一年前。
んん、なるほど。
音楽性が失われていなければ、私はそれでいいんです。
いいんですが。
う~む。
月日というのはなんというか…
という終わり方をするのは大変失礼なので、私の大好きな曲を貼り付けて終わりましょう。
というわけで、今日はここまで。
ありがとうございました。
それでは、また。
カタギリ