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2014年のカタギリ的Best buy!!! ~洋服編、そして音楽&本~ (2014.12.24)

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みなさん、こんにちは。カタギリです。

メリー・クリスマス。

今年も残すところあと一週間あまりです。

早い。

毎年言っていますが、本当に一年があっという間でした。

そして、上半期の記憶が全然ありません。

私はいったい何をしていたのか。

“覚えていない”ということは、たいしたことをしてないんでしょう。

しかし。

記憶が薄らいでも、“モノ”は残っている。

というわけで、昨年末のブログで「2013年版」をお送りしましたが、「2014年版カタギリ的Best buy」を本日、発表させていただきたいと思います。

モノを見直すことで今年一年を振り返る。

たったいま思いついた理屈ですが、そういうことにしておきましょう。

と、いうわけでまずは本業の洋服編から。

今年のベストはこれです。

best 016.JPG
「どれだ?」ってね(笑)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□


「どうせピケでしょ?」

と思ったそこのアナタ。

アナタは立派なノーザンアイランダーです。

しかし。実は違います。

ピケではなくて、

best 018.JPG
こっちです。

ハバーサックの"7G JACQUARD CREWNECK"です。

これが今年のベスト。

最高でした。

haversack-knit20024.jpg
ネイビーとグレーの2色展開だったんですが、私は発注時にネイビーをオーダーしといたんです。

これが楽しみで楽しみで…

ただ、入荷したのがけっこう暖かい時期だったので、届いてもすぐにはなかなか着られなかったんですね。

haversack-knit20015-208d0.jpg

haversack-knit20016-7380b.jpg

haversack-knit20018-7bda4.jpg
いわゆる“シャギードッグ”ってやつです。

編みあがったシェトランド・ニットを引っ掻いて起毛感をだし、暖かみのある雰囲気に仕上げてあります。というのが“シャギードッグ”です。

で、このフェアアイル柄の入り方も良くて、肩から首元にかけて大きく円を描くように入っているんですね。

これが私の心に“ブッ刺さった”わけです。

クルー・ネックってのも最高でしたね。

で、実は。

best 019.JPG
この今年とにかく1年中穿きまくったFOBのピケ5Pなんですが。

私はこのパンツは、このハバーサックのニットに合わせるために購入しました。という衝撃の事実(?)を発表しておきましょう。

このニットを発注後、色々とコーディネートを脳内で組み立てていたんですが、やはりこのパンツだ、と。

まぁ実際にはデニムだろうがチノだろうが、なんでもいけちゃうんですけど。

「寒くなったら下にBDを着ようっと♪」なんて考えていましたが、ニット自体がとっても暖かいので、まだBDを合わせていません。

年明け、もう少し寒さが厳しくなったらシャツを着ようかな、と考えています。

そして、

haversack-knit20020-840e4.jpg

haversack20009.jpg

改めて実物を見てみると、グレーも大変に格好良い。

むしろグレーの方が…

う~む。

とまぁ、そんなわけで「2014年のカタギリ的洋服ベスト」は、ハバーサックのニットでした。

☆KNIT / HAVERSACK 7G JACQUARD CREWNECK ¥21,600
PANTS / F.O.B. FACTORY F1134 PIQUE 5P PANT ¥12,960
SHOES / CROCKETT & JONES CHERTSEY ¥72,360


では次は…

「本」行きましょうか。「書籍部門」。

2014年、私が読んだ本のベストは…

こちらです!!

best 009.JPG
アリステア・マクラウド(中野恵津子訳) 「灰色の輝ける贈り物」。

なんか前にもご紹介したような記憶があるような、ないような。

ご紹介していない、ということにしておきましょう。

スコットランドからの移民の島である、カナダのケープ・ブレトンを舞台にした短編集です。

過酷な自然の中に暮らす人々の、絆だったり“血(血縁)”だったりを描いた物語が収められています。

著者のアリステア・マクラウドという人は、作品の舞台であるケープ・ブレトン島で育ったそうです。

きこりや漁師、坑夫などをして学費を稼いで博士号を取得したという、なかなかのツワモノです。

寡作な人みたいなので、発表作はかなり少ないみたいです。


“短編”ってのは実は長編小説とは全然違うジャンルでして、好きな方もいれば、全然受け付けない方もいます。

私はもともと短編が大好きなので、この「灰色の輝ける贈り物」はドンズバでした。

寒い冬に、部屋を暖かくして読むのが気分が出て良さそうです。

そんなわけで、2014年のベスト書籍はアリステア・マクラウド「灰色の輝ける贈り物」、でした。


最後に「音楽部門」、いきましょう!

前回の私のブログで、「舟歌」をご紹介した際に、

funauta20001.jpg
今年のベストはフォーレの「舟歌」でした。

と言いました。

が、よく考えたら違いました。

フォーレは次点、2位です。

本当の2014年のベストは、

best 008.JPG
Yaniel Matos 「La Mirada」 です。(画像は自宅PCの画面です)

画像を見ていただければお分かりいただけると思うんですが、実はこのアルバム、CDでは買ってないんです。

iTunesで購入したんです。

というのも、単純にCDがけっこう高額だったんですね。

で、仕方ないからダウンロードした、と。

いつかCDも揃えればいいか、と。

で、さっき一応Amazonを確認してみたら、数か月前にみたときよりも値段が安くなっていました。

以前はたしか¥5,500くらいだったような気がしたんですけど。

むむむ。

というわけで、このアルバムの1曲目を貼り付けておきましょう。


ビデオがややイマイチなんですが。

この人はキューバ出身なんですが、ブラジル音楽の方に寄っていくんですね。

それで、キューバ音楽とブラジル音楽の要素を絶妙にブレンドしたような雰囲気になったんでしょう。

キューバ + ブラジル にジャズと少しだけレゲエ的な土っぽい雰囲気を合わせたような、なんとも良い感じのアルバムでした。

で、このヤニエル・マトスが出したひとつ前のアルバムを試聴してみたんですが、そっちはもっとフュージョンぽい雰囲気で、いまひとつでした。

むしろ、


Daniel Andradeとの演奏の、こういう雰囲気の方が好きです。

そういえば、さっきの「La Mirada」というCD、ネットで色々あたってみたら、けっこう売り切れているみたいです。

こんなアルバムが売り切れ続出なんて。

素晴らしいぜ。

というわけで、2014年のベスト・バイ、「音楽部門」はYaniel Matos 「La Mirada」でした。

…CDも買っておかないと。


そんなわけで、いかがでしたでしょうか「2014年のカタギリ的Best buy」。

1年を振り返るためには、写真を見返したり、家族や友人と思い出を振り返ってみたり、あるいはテレビ番組の「2014年を振り返る」的なものを見るとか、色々とやり方はありますが、「モノ」を通して振り返ってみるというのもアリだと思います。

「このニットを買った冬は、12月に雪がたくさん降ったっけ…」

とかね。

来年はどんな素晴らしい洋服、素晴らしい本、素晴らしい音楽に出会えるのか。

楽しみで仕方がありません。

「モノ」的にも、もちろんそれ以外でも、素晴らしい一年になるといいなぁ。


それでは、今日はここまで。

ありがとうございました。

それでは、また。

カタギリ


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