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F.O.B FACTORY F0288 “VINTAGE TROUSERS” / 大定番4部作のラストです。 &音楽探訪 『舟歌』 (2014.12.12)

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みなさん、こんにちは。カタギリです。

10月に、レッドウィングの新作を使って、おすすめコーディネート・ミニ & 音楽探訪『キューバ・フィーリン』というタイトルでお送りしたブログがあるんですが、そこでリクエストをいただきましたNRTさまから「音楽ネタの続編、希望」の新たなリクエストをいただきました。

「そう来たか!という感じのヤツをやって欲しい。」

というなかなか難しいお題を頂戴したわけなんですが…

(悩むこと10分)

今日は後半で『音楽探訪 ~舟歌~』をお送りすることにします。

『舟歌』ときたら、

八代亜紀なのか、それとも八代亜紀じゃないのか。

というのが最初の疑問だと思います(?)。

答えはのちほど。後半で。

あ、後半は長いので、興味のない方は読み飛ばしてくださいね。

というわけで本編にいきましょう。


ここのところ、FOBの大定番パンツに改めてスポットを当てる、というブログを3回連続でお送りしました。

初回はデニムのF098、2回目は同じくデニムのF151

そして3回目はチノと5Pの絶妙な融合、F0242フュージョン・トラウザース

で、今回が大定番パンツのラストです。

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大定番、「F0288 ビンテージ・トラウザー」です。



□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


ノーザンでは上のカーキと、

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ネイビー。

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オリーブの3色展開となっております。

この「ビンテージ・トラウザー」は一言でいえばチノです。

いわゆるチノパンってやつです。

ビンテージのチノの素材や縫製、ディティールを研究し、「ビンテージを超えるクオリティ」を目指して完成したのがこのモデルなんです。

FOBの気合い、入りまくり。です。

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シルエットは中細のストレートで、穿く人を選ばないナイス・シルエット。

いわゆるチノパンのズドンと太い感じでもなく、流行りモノの極端な細身でもなく、オトナが普通に格好良く穿ける形となっております。

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生地は、「綾くずれ」という手法で作られた独特な風合いのものを使用しています。

上の画像をよく見ていただくとお分かりいただけると思うんですが…

織りが均一じゃなくて、ちょっと縦に崩れている部分がところどころあるんですね。

あえてこういう生地にすることで、生地に表情がでて、また穿きこんだときにより味わい深い風合いを生むわけなんです。


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こちらはボタン留め。

デニムのような固~い生地、固~いボタン・ホールではないので、新品のときでも緊急時に焦ることはないと思います。

たぶん。

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ボタンは「尿素ボタン」というもの。

尿素とホルムアルデヒドの重合反応によって生み出される尿素樹脂によってつくられた…

…。

化学の教科書を「うわぁ!めんどくせえ!!」と投げ捨てた高校時代を思い出します。

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股上は少しだけ浅めですかね。

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ポケットまわりの雰囲気。

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サイズ表示のスタンプも良い感じ。

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股の補強テープ。

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ヒップ・ポケットはもちろん両玉縁。

ベーシックな雰囲気ながらも、ディティールにFOBのこだわりが詰め込まれております。

他にも「腰裏一気縫い」という「必殺剣 鳥刺し!」みたいな名前のテクも取り入れられていたり、見える部分だけでなく、見えない部分までこだわりまくっています。


というわけで、またまたイシイに穿いてもらいます。

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カーキ。

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ネイビー。

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そしてオリーブ。

ちょっと細身なんですが、ストレートなので膝下には適度なゆとりが。

ストレスなくキレイに穿いていただけるシルエットになっております。


ではここで、毎回恒例の私の穿きこんだ私物をご紹介しましょう。

これも気に入ってけっこう穿いています。

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写真でみると物凄くクタクタに見えますが、実際はもう少しキレイです(笑)

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…いや、わりと見たまんまかもしれません。

けっこう穿きこんだ感、でてます。

穿き方によっては、腿に色落ちがでる方もいると思います。

デニムほどの分かりやすい味の出方ではないですが、チノはチノで穿きこんだ分だけ良い味がでます。


パンツは奇をてらったものではなく、ベーシックで作りの良いものを長く穿いていただくことをオススメします。

…いや、パンツに限らずなんでもそうなんですが、パンツこそ特に、です。

トップスも靴も選ばない、ベーシックなものが一番。

そう思っております。

F.O.B FACTORY F0288 “VINTAGE TROUSERS” ¥15,984

オススメでございます。


◎音楽探訪 『舟歌』
では答えを発表いたします。

八代亜紀…

です!!!

ウソです!!!

八代亜紀ではございません!!!

今日ご紹介するのは、クラシック音楽のピアノの小品のひとつ『舟歌』です。

もともとは船頭さんが船を漕ぐときに口ずさむ歌でして、それこそ鼻歌のようなゆったりとしたメロディが特徴です。

調べてみると、クラシックの世界でも色々な作曲家が「舟歌」を作曲しているんですが、メンデルスゾーン、ショパン、フォーレ、チャイコフスキー、プッチーニ、ラフマニノフあたりが有名だそうです。

で、もちろん私はその全部を聴いたわけではないので、別に全然詳しく語るほどのアレでもないんですが。

ショパン、フォーレ、チャイコフスキーあたりの作曲したものを聴いてみると、どうも私の好きな感じらしいということに気づきまして。

わりと単調な低音部と、鼻歌のように上がり下がりするメロディ。

そこが私のツボみたいです。

というわけで上に挙げた、単純に私がCDを持っていて、聴いたことがあって、かつ「これはオススメできるぞ」という3曲をご紹介しておきましょう。

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こちらは現代を代表する偉大なピアニスト、マルタ・アルゲリッチのアルバムです。

ちなみにこのCDは、長いこと母から借りっぱなしになっている一枚です。

今のところまだしばらく返すつもりもありません。

はっはっは。

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こちらにショパンの「舟歌 嬰ヘ長調 作品60」が収められています。


ショパンらしいメロディ。

ただ、アルゲリッチが弾くとやや情熱的な感じにも感じられます。


辻井伸行くんの演奏はより流麗で、私個人的にはこちらの方が好きですな(22:30から)。


次にご紹介するのはフランスの作曲家フォーレの舟歌です。

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「レクイエム」で有名なフォーレは、実は生涯で13曲もの舟歌を作曲しています。

こちらのアルバムはデルフォーヌ・バルダンが演奏したものです。

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ジャケットがまずキレイですな。

マネが描いたベネツィアが用いられております。

で、残念ながらYoutubeにバルダンの舟歌が無いので、別の方の演奏を貼ります。



私の、2014年のベスト・アルバムはこれです。

実に良かった。

休みの日の午後にですね。ソファーに座ってこれを聴きながら目を閉じるんです。

そうするとですね。

愛妻に頼まれていた家事の一切をヤル気失くします。

頼むからこのままでいさせてくれ、と。

話しかけないでくれ、と。

わかったって、今やるって。

やるって言ってるだろう?

…(一時停止)わかりましたよ。ブツブツ。

的な(笑)


最後はチャイコフスキーなんですが…

例によって、あるはずのCDが見つかりません。

一体どこに行ったのか。

たしかに買ったんですよ。

ボシュニアコーヴィチが演奏する『四季』のアルバムを。

というわけで、動画を貼りつけるだけにしておきます。

と思ったら、ボシュニアコーヴィチ演奏のバージョンがまたYoutubeに無いし。

…もう。



チャイコフスキーの舟歌が一番、鼻歌みたいな雰囲気がでてるかもしれませんね。

口ずさみやすいというか。

『四季』という作品は、1月から12月までそれぞれに曲がありまして、その中の6月がこの「舟歌」なんですね。

チャイコフスキーらしい、哀愁が漂いつつも暖かみのあるメロディ。

これも大好きです。

愛聴して…

いや、まぁ失くしておいてアレですけど、ほんとうに愛聴していたんですよ。

もう一度探します。

そんなわけで、今回の音楽探訪は「舟歌」を取り上げました。

NRTさん、いかがでしたか?

ブラジルから始まった音楽探訪も、フィーリンを経由して舟歌へ。

次はなんでしょうかね。

いっそデスメタルとかいってみましょうか。

まったく知らないし、興味もないですけど。


というわけで、今日はここまで。

ありがとうございました。

それでは、また。

あ、いちおうこれも貼っておきます…



それでは、また。

カタギリ

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