みなさん、こんにちは。
コバヤシです。
先日、仕事が立て込んで
ワタシが「え~っと。」
などと言ってたら、
タナベがすかさず「ナイン!」
と突っ込んできました。
ワタシは一瞬なんのことか解からずに
「はぁ?」って感じでしたが、
「テン!!」と返すのが
正しかったんですね。
渾身のボケが伝わらず、
タナベはちょっとガッカリ。
いや、こんな忙しいときに
無茶振りされてもねえ。
『踊るさんま御殿』じゃないんだから。
「営業中はいつも戦場だ(笑いの)!」。
マッタクチキュウジンッテホントニ
オワライガスキナンデスネ。
ちなみに普段のタナベと
ワタシの会話はこんな感じです。
そんなわけで、本日は
ラスト別レッド・ウィング#72編を
お送りいたします。
レッドウィングの現行ラインナップでは
11インチ丈のペコスに使われている72番ラスト。
登場したのは1963年。
ペコスを乗馬用に改良したラストです。
乗馬の際、鐙に通しやすくするため、
つま先は細めになっています。
17番ラストと比べても
よりシャープな感じですね。
もうひとつの大きな特徴は
ライディング・ヒール。
馬に乗るときはもちろん、
バイク乗りの方にも便利です。
さりげな~く脚長効果もあります(笑)。
このラストも靴ヒモが無いモデルに
使われるため、甲周りはきつめの設計。
昔からバイク・マンや洋服屋関係者に
人気が高いこのモデル。
ウエスタン・ブーツよりも装飾が少なく、
シンプルなデザインのため、
いろんな洋服に合わせやすいんですね。
オール・ブラックの8155は
スーツに合わせる方もいるくらい
シックな雰囲気。
オイル分たっぷりの
アンバー・ハーネス・レザーを
使った8159と
ベージュ・スエードの8156は
廃番になってしまったので、
在庫もあるだけ。
サイズの合う方はぜひ。
で、今日はこんな感じで。
残りわずかとなった
スリップ・オンのオリーブと、
FOBのCPOジャケット。
CPOはアウターとしても、
インナーとしても使えるので
非常に便利です。
スメドレーのマフラーは
絶妙なブルーで、
スリップオンと合わせて
中間色コーディネート。
パンツはアルブルの
フランネル・イージー・パンツ。
ベイカー・パンツ風のディテールと
上質な素材感、ラクチンな履き心地を
兼ね備えた素晴らしい一本です。
いろんな素材やテイストのモノを
持ってきても馴染んでしまうのが
このペコスの懐の深さ。
4万ちょいという価格帯で
こんなに使えてカッコいい靴は
なかなか無いです。
普段ドレス・シューズばかりという方も
ぜひお試しを。
☆SHOES REDWING 8159E ¥40,932
☆OUTER SOUTIENCOL SLIP ON ¥97,200
☆JACKET F.O.B. FACTORY F2331 ¥23,760
☆PANTS ARBRE FLANNEL EASY PANT ¥14,904
☆STOLE JOHN SMEDLEY PINTAIL ¥22,680
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商品名をクリックしていただくと、ウェブショップへ。
前回までのラスト別
レッド・ウィング・シリーズも
併せてどうぞ。
〇ラスト別レッド・ウィング #8 前編 (2017.08.09)
〇ラスト別レッド・ウィング #8 後編(2017.08.21)
〇ラスト別レッド・ウィング #23 前編(2017.09.06)
〇ラスト別レッド・ウィング #23 後編 (2017.10.27)
〇ラスト別レッド・ウィング #17 (2017.11.07)
◎今日の通勤ミュージック
今朝はキンクスの
『ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ』を。
今ではキンクスの最高傑作と評される
このアルバムですが、
リリースされた当時は全然売れませんでした。
ワタシも初めて聴いたとき
「これは売れないわな~。」
と思った記憶があります。
しかし、最後まで聞き終えると
“何か”が残るんです。
で、その“何か”が何なのか知りたくて
また聴いてしまうという不思議なアルバム。
洋服屋としてはこのアルバムを聴くと
バブアーのオイルド・ジャケットを羽織り、
モールスキンのパンツを穿きたくなります。
ニットはシェトランドで
靴はスエードかな(笑)。
ベリー・ブリティッシュですね。
それでは、また。
コバヤシ