みなさん、こんにちは。
コバヤシです。
ただいまノーザンではスーパー入荷ラッシュ中のため、
本日のブログは二本立てでお送りいたします。
すご~く長くなると思うので、暇なときにお読みください。
今日は枕もなしでいっちゃいます。
まずはミステリー・ランチの新作からコチラのご紹介を。
ダッフル・バッグのキューブ・マスターです。
500デニールのコーデュラ・ナイロンを使用して、
過酷なテストをパスしたタフなバッグなんですよ。
ポケット類は一切ありませんが、容量45Lでなかなかの収納力。
中身が少ないときは、コンプレッション・ベルトで本体をギュッと絞れます。
メイン・ハンドルはレザー・パッドで持ちやすく、
両サイドにもハンドル付き。
ショルダー・ストラップにはしっかりとした滑り止めパッドが。
少しオリーブがかったグレイのオレガノと、
ブラックの二色。
手持ちでも、
肩掛けでも様になります。
結構お値打ち価格なのも魅力的ですね。
旅行、出張用にひとつあるとすごく便利ですよ。
☆MYSTERY RANCH CUBE MASTER DUFFLE M ¥11,880
☆OUTER WORKERS FATIGUE JACKET MOD ¥28,080
続きまして2017年、洋服選びの基本をお伝えする第2弾、
『基本とは...~シャツ編~』をお送りいたします。
前回、靴編をやった後、とあるノーザンアイランダーの方から、
「説教されてるようだった」と言われたりもしましたが(笑)、
本日も「お前に一言物申す!」by江頭 2:50って感じで
遠慮なくやらさせていただきます。
さて、シャツですが、靴の次ぐらいに重要なアイテムなんです。
ジャケットやニットの下に着ていても襟や袖口は見えてるし、
襟は顔の近くにあるものなので、人の印象にかなり影響を与えます。
なので、ノーザンでは基本的にシャツはボタンダウンをおすすめしております。
なぜボタンダウンなのか?
レギュラー・カラーはビジネス、冠婚葬祭用に持っていた方がいいですが、
休日使いだと少し面白味に欠けます。
ワイド・カラーは気をつけないとスカした感じになりやすい。
(FOBのものはドレスとワークのバランスが絶妙なので心配無用です。)
ラウンド・カラーはジャケットなんかに合わせると、
ちょっとかわいくなりすぎる。
となると、やっぱりボタンダウンが一番バランスがいいんです。
洗いざらしでもだらしなく見えず、アイロンかければビジネスでも使えます。
そして何より、ちゃんとしたB.D.シャツの襟は美しい。
美しい襟のロールを出すには、いい生地とキチっとしたカッティング、
接着芯ではなくフラシ芯、ボタンの位置などが重要になってきます。
量販店のB.D.シャツなどはそこらへんがおろそかになってるので、
襟がベターっとなっていてダメダメです。
その点、ノーザンで扱っているB.D.は何の心配もいりません。
ボタンダウン馬鹿のわれわれが自信を持っておすすめするものばかりです。
みなさん、ボタンダウンシャツを着ましょう。
で、次は色、柄の話です。
まず何よりも優先すべきは白!そして無地!!です。
これから一生、一枚のシャツしか着れないとしたら、
これしか選択肢がありません。
いろんな色や柄に浮気しても、最終的に戻ってくるのが白無地です。
一番ごまかしがきかないものでもありますので、
いい生地のものを着てくださいね。
二番目はもうひとつの王道、サックス・ブルーのオックスフォード。
オン・オフ、どちらでも使えますので、押さえておきましょう。
こういう一見、地味なものほど着回しが利くんです。
三番目はネイビーorサックス×白のロンドン・ストライプ。
これもビジネスからカジュアルまで使えるやつです。
ちょっと太めなストライプのモノもなかなか乙な感じなんですよ。
最後はネイビー×白のギンガムチェック。
もうベテラン・ノーザンアイランダーの方なら一枚はお持ちのはず。
永遠の定番です。
そして、上級者の方はシャツ・スタイルにベストを合わせていただくと、
「オッ、次のステージに上がったな。」と実感できて、いいと思います。
それではコーディネートを。
今日も全身私物です。
シャツはリネンのリメイク・ポロ。
ケロが付いてないので、イシイから偽物扱いされたりしますが、
正真正銘スティアンコルのリメイク・ポロです。
上には個人的に購入したスティアンコルのベストを。
数少ない女性ノーザンアイランダーの方には好評でした(笑)。
さらに今の時期はノースのアレッサンドロを羽織ります。
「フォー・シーズン」の名前の通り一年中大活躍。
パンツはFOBのピケ。
ヘビロテしていたら、だんだん色落ちしたブラック・デニム
みたいになってきました。
ワタシにとってはグレーのウール・トラウザー代わりのパンツです。
靴は昔やっていたパラブーツのチャッカ、ブロワ。
今年の秋冬は久しぶりにやる予定です。
う~ん、普通ですね。
着ている人間は普通じゃないのに。
そういえば店で接客していて思うんですが、世の中、
意外と普通の洋服が嫌いな人って多いんでしょうか?
今日紹介したシャツ四種類って、着てない方が多いんです。
薦めても反応が今ひとつで、着こなしが難しい
上級者向けシャツのほうに目が行ったりとか...。
物事には順番ってもんがあって、ここらへんの基本的なシャツを着こなせないと
いろんな色や柄のシャツは着こなせないと思うんですよね。
そんなこと言うと“お洒落は自由だろ”とおっしゃる方も
いるんですが、それも間違いです。
レールが無いと列車は自由に動けないように、基本的なルールを守らないと
お洒落も自由にはできません。
自由と言っても無制限な自由ではないってことです。
最低限の枠組みがあったほうが、洋服選びも楽になります。
いまいち何を着たらいいかわからないという方は、
今日紹介したシャツを着てみてください。
かなりお洒落の地力が上がりますから。
この四種類だけでもいろんなコーディネートが可能です。
基本をしっかり押さえた後で、ぶっ飛んだものに手を出しても
遅くはありませんよ。
以上、『基本とは...シャツ編』でした。
ご精読ありがとうございました。
☆NORTH OF HEAVENのシャツはこちら
☆SOUTIENCOLのシャツはこちら
☆OUTER NORTH OF HEAVEN ALESSANDOROⅢ ¥73,440
☆PANTS F.O.B. FACTORY F1134 ¥12,960
前回までの『基本とは...』シリーズを下にまとめておきましたので、
こちらも併せてお読みください。
◎基本とは… (2008.03.11)
◎基本とは...2017~靴編~(2017.02.10)
〇昨夜の帰宅ミュージック
言わずと知れたデヴィッド・ボウイの名盤『ジギー・スターダスト』。
「思春期を潜り抜ける時の苦さにも似たアルバム」by HMVです。
ノーザン店内でもよくかかるんですよ、このアルバムの曲が。
一曲目『ファイブ・イヤーズ』から最後の『ロックン・ロールの自殺者』まで、
切なくて、狂おしくて、ノリノリで美しい。
やっぱりこういうアルバムは頭から通して聴かないと。
普段ネットで一曲単位で音楽聴く人たちにも、
ぜひアルバムを買って聴いてもらいたいですね。
レッドウィングなんかと一緒で、いいものは何十年経ってもいいんです。
“さあ、手を伸ばしてくれ あなたは素晴らしい~♪”
それでは、また。
コバヤシ