みなさん、こんにちは。
コバヤシです。
今年の夏は記録的猛暑になると言われているので、
ワタシも戦々恐々としております。
今年はすごく暑くなりますとか、最近は毎年言ってるような気が...。
まあ、涼しい夏になりますと言われて
蓋を開けてみれば酷暑だった、とかよりはイイか。
想像していたよりは暑くない夏というのを
お願いしたいもんです。
というわけで、今日はそんな暑い夏に
ピッタリの映画をご紹介させていただきます。
みなさんご存じ、ルネ・クレマン監督、
アラン・ドロン主演で1960年に公開され、
大ヒットした映画『太陽がいっぱい』です。
ワタシは20代前半のとき、DVDで初めて観ました。
イタリアの美しい、海岸沿いの景色を観ていると、
心なしか夏の暑さが和らぎます。
作品のテーマはそんな画面とは真逆の、
寒々しい人間の心模様なんですけどね。
初見の何年かあとに、インコントロの赤峰幸生氏と
テーラーケイドの山本祐平氏の対談を読みまして、
その中では『太陽がいっぱい』は洋服の素材の
オンパレードであると言われていました。
それで観返してみたんですが、確かにリネン、コットン、
シャンブレー、サマーウールと、素材てんこ盛りでしたね。
う~ん、こんなに細部まで作り込まれた映画だったとは。
やはりワタシの目は節穴だと痛感しました。
名作と呼ばれる映画は観るたびに新しい発見がありますね。
今日はせっかくなんで、そんな『太陽がいっぱい』な
コーディネートを。
アラン・ドロンがホテルから死体を運び出すときの
コーディネートです。
ジャケットはノースのフォー・シーズン。
映画だともっと青みが強いネイビーのジャケットですが、
これも名前の通り一年中使えます。
シャツはリネンぽいんですが、いまいち素材が
わからないので、ノースの白オックスを。
最近、痩せてしまったので、サイズ40が少し大きく感じます。
39を買いなおすべきかな~。
太っても痩せてもお金がかかりますので、
みなさんお気をつけくださいませ。
パンツはFOBのピケパンで、映画では
サマーウールのトラウザーです。
ベルトはどんなのをしてたか記憶がないので、
とりあえずホワイトハウス・コックスの
メッシュ・ベルトにしてみました。
靴は白いスリッポンですが、ノーザンでは売ってないので
白いデッキ・シューズを。
ほかにも良いコーディネートがたくさん出てくる映画ですので、
エアコンが効いた涼しい部屋で、アイスコーヒーでも飲みながら
ぜひご覧ください。
洋服好きな方にも、おすすめの映画でございます。
☆JACKET NORTH OF HEAVEN ALESSANDOROⅢ (LORO PIANA S130`s)¥73,440
☆SHIRTSNORTH OF HEAVEN LUCA NH-001 ALBINI¥18,360
☆BOTTOMS F.O.B. FACTORY F1134 CHARCOAL (63)¥12,960
☆SHOESPARABOOT BARTH BLANC¥29,160
☆BELTWHITEHOUSE COX P-1127 NEWTON¥19,440
赤峰幸生氏と山本祐平氏の対談はこちらから
最後にアラン・ドロンつながりでこちらの
アルバムをご紹介します。
スミスの名盤『ザ・クイーン・イズ・デッド』。
このジャケットには映画『L'lnsoumis』の
アラン・ドロンの写真が使われています。
モリッシーがファンだったんでしょうか?
深いグリーン・ベースにピンクのタイトル・ロゴで
なかなか美しいジャケットです。
このアルバムの中から『心に茨を持つ少年』を。
モリッシーのクネクネダンスとジョニー・マーの
華麗なギターをお楽しみください。
それでは、また。
コバヤシ