みなさん、こんにちは。カタギリです。
お伝えしているとおり、本日3月31日をもちまして、ノーザンを卒業させていただくことになりました。
このブログをご覧の皆様、本当にありがとうございました。
それでは、また。
…という感じで、サラッと自然にフェード・アウトさせていただきたいと思っていたのですが、
「じゃあカタギリ、31日にブログ書けよ」
なんてタナべから指令がくだりまして。
なんだかこっぱずかしいし、そういうときに何を書いたらいいのかもよく分かんないしで。
どうしたもんかなぁ~とボンヤリ悩んでいました。
しかし、考えたところで良いネタも思い浮かばなかったので、これまでどおり準備なし、下書きなしでPCの前に座り、思いついたことをそのままお話させていただこうかと思います。
そうすることで、今の私のリアルな心境を書くことができるような気がします。
なので、今日は写真少なめ、文章ばかりになると思います。
読みにくい駄文になるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
まずは…
□□□□□□
そうだなぁ。
最初に、ノーザンに入社したころのお話をさせていただくことにします(本当にまさに今、内容を考えてます笑)。
ワタシが入社したのは07年の春だと思います。
前任の松田っち先輩の後を引き継いでの入社でした。
その頃すでに客として来店していた私の目には、タナベとイシイと、そして松田っち先輩のトライアングルは完璧な正三角形に見えていました。
その正三角形の一角に私が入るなんて、力不足も甚だしいぜ!!と思いました。
接客の経験はない。
商品知識ももちろんない。
来てくださるお客様の年齢層からはだいぶ下だし。
自信のないことだらけでした。
最初の頃は(今もそうかもしれませんが)、とにかくタナべやイシイの足を引っ張りまくったと思います。
それでも、私は心に決めたことが2つありました。
ひとつは、一日でも早く戦力になれるよう努力を惜しまないこと。
タナベやイシイの言動を観察し、他のショップや百貨店をこっそり視察し、本やネットを駆使し、ありとあらゆる知識や接客術を見て学び、詰め込みました。
そしてもうひとつ。
私的にはこちらの方が重要だったのですが、タナべ・イシイ・松田っち先輩の誰とも違う武器で戦おう
ということです。
今からタナベやイシイの背中にぴったりくっついて2人の“コピー”を目指しても、2人の“劣化版”にしかなれない。
そうではなくて、2人にはない、自分だけの洋服屋像を目指そう。
そう心に誓いました。
実店舗に来てくださる方ならお分かりだとは思いますが、ノーザンの接客というのは独特です。
3人がそれぞれ、自らの剥き出しの人間力でお話しているフシがあります。
そしてそれがそのまま説得力となっているのではないか、と思っています。
王貞治でも、猪木でも、スティーブ・ジョブスでも、ミック・ジャガーでも。
何かを成し遂げた人というのは、それだけ人間力があり、そして説得力がある。
であるならば、私が言葉に説得力を持たせるには、それなりの人間力を身に付けることが一番の近道なんじゃないか、そう考えたわけです。
剥き出しの人間力で勝負するわけだから、当然、私が目指す洋服屋像に近づけばタナべ・イシイとは違うスタイルになるはず。
そういうことです。
色々なモノを見て聴いて。
手に取って。
身銭を切って買い、体験し。
そのすべての経験を接客に活かせるよう蓄積していきました。
結果として現在の私が、当時目指していた洋服屋像に近づけたのかどうかは、正直分かりません。
人間力が身に付いたのかどうかも、よく分かりません。
なんにも変ってないっちゃ変わってないし。
でも、卒業を発表してからというもの、多くの方がわざわざ挨拶に来てくださったり、顔を見に来てくださったり、お手紙をくださったり、お土産をくださったり。
社長夫人からもステキな贈り物をいただきましたし。
もしかしたら、皆様にとってほんの少しでも意味のある何かであることは出来たのかな、と(勘違いかもしれませんが笑)実感することができました。
こんなに嬉しいことってないですよ。
感謝感激です。
今、キーボードをポチポチしながら、かなりウルウルきてます笑
なので、話を少し変えましょう。
ノーザンに入社したとき、私は…
にじゅう…ん~
24?
25?
よく分かりませんが、そんな感じの齢です。
そこからの数年間というのはひとりの人間として、あるいは“オトナ”として、色々な経験をし、成長する時期だと思います。
私もそこから愛妻と出会い、結婚をし、そして…
あ、そうそう。
最後だから発表しちゃおう。
隠してたわけではないんですが。
子どもも生まれたんです。
大分前に。
っていうか2年近く前に。
なんか「落ち着いてからさりげなく発表しよう」と思っていたら、伸ばし伸ばしになり、いつしかタイミングを完全に失ってしまいました。すんません。
え~と、何の話でしたっけ。
そうそう、結婚し、子どもも生まれ。
人生の大事な転換期を、ノーザン時代に経験したわけです。
幸か不幸か、記憶の中で結婚や子供の誕生がノーザンと密接にリンクしてしまっているんです。
はじめて父親というものになり、子育てが如何に大変か、ということを身を持って痛感し。
しかし、ノーザンで身に付けた(ということにしておきましょう)人間力があればこそ、乗り越えることができたわけで。
子どもが小さい頃は、憔悴しきった私が仕事上のミスを連発し、タナベやイシイ、なによりお客様にも多大なご迷惑をおかけしたと思います。
本当にすみませんでした。
「お客様にも多大なご迷惑」といっても、具体的に言わないとなんのこっちゃ分からないとは思いますが。
でもまぁ、仕方がないことだと思って、笑って許してください(←自分勝手)
♪笑はって 許して 小さなことと
長くなってきたので、そろそろまとめましょう。
つまり何が言いたいのかというと、
すべての人に感謝しております。
ということです。
一番はお客様ですが、タナべ・イシイ、取引先の皆さん、近所の皆さん。
皆様のおかげで、どうにかやっていくことができました。
本当に、本当にありがとうございました。
本当に、マジで、物凄く感謝しております。
いつもブログではいい加減なことばかり言っているので、信じてもらえないかもしれませんが、本当に感謝しているんです。
ぶっちゃけて言うと基本的に、私は人に感謝しない悪い人間です笑
そんな悪人の私がこんなに繰り返し「感謝」と言っているので、本気だと思ってください。
今日も朝から後任のニュー・スタッフが一生懸命働いています。
少なくとも、入社当時の私よりはかなりマジメに仕事をしています笑
松田っち先輩の後を引き継いだ私を、変わらずに可愛がってくれたノーザンアイランダーの皆様。
どうか“彼”のこともよろしくお願いいたします。
最初は緊張しまくりで、彼自身の“色”が見えてこないと思いますが、そのうち徐々に私と同じように彼が持つドロドロした“ルサンチマン”のようなものが見えてくると思います笑
どうか可愛がってやってください。
…最後に一曲貼り付けましょうか。
何がいいかな。
Where to Begin - My Morning Jacket
「最後にふさわしい曲」を考えたんですが、これしか浮かびませんでした。
♪Always starting over, but tonight I know where to begin
(いつも初めからやり直しているけど 今夜はどこから始めればいいか分かるんだ)
今の私の心境にぴったり!ってわけではないですが、いくらか近いものはある。
そんな感じです。
そんなわけで、そろそろ終わりにしましょう。
繰り返しますが、皆様。
本当に本当にありがとうございました。
今後ともノーザンアイランドをよろしくお願いいたします。
それでは、また。
どこかでお会いしましょう。
グッド・バイ。
片桐洋平
お伝えしているとおり、本日3月31日をもちまして、ノーザンを卒業させていただくことになりました。
このブログをご覧の皆様、本当にありがとうございました。
それでは、また。
…という感じで、サラッと自然にフェード・アウトさせていただきたいと思っていたのですが、
「じゃあカタギリ、31日にブログ書けよ」
なんてタナべから指令がくだりまして。
なんだかこっぱずかしいし、そういうときに何を書いたらいいのかもよく分かんないしで。
どうしたもんかなぁ~とボンヤリ悩んでいました。
しかし、考えたところで良いネタも思い浮かばなかったので、これまでどおり準備なし、下書きなしでPCの前に座り、思いついたことをそのままお話させていただこうかと思います。
そうすることで、今の私のリアルな心境を書くことができるような気がします。
なので、今日は写真少なめ、文章ばかりになると思います。
読みにくい駄文になるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
まずは…
□□□□□□
そうだなぁ。
最初に、ノーザンに入社したころのお話をさせていただくことにします(本当にまさに今、内容を考えてます笑)。
ワタシが入社したのは07年の春だと思います。
前任の松田っち先輩の後を引き継いでの入社でした。
その頃すでに客として来店していた私の目には、タナベとイシイと、そして松田っち先輩のトライアングルは完璧な正三角形に見えていました。
その正三角形の一角に私が入るなんて、力不足も甚だしいぜ!!と思いました。
接客の経験はない。
商品知識ももちろんない。
来てくださるお客様の年齢層からはだいぶ下だし。
自信のないことだらけでした。
最初の頃は(今もそうかもしれませんが)、とにかくタナべやイシイの足を引っ張りまくったと思います。
それでも、私は心に決めたことが2つありました。
ひとつは、一日でも早く戦力になれるよう努力を惜しまないこと。
タナベやイシイの言動を観察し、他のショップや百貨店をこっそり視察し、本やネットを駆使し、ありとあらゆる知識や接客術を見て学び、詰め込みました。
そしてもうひとつ。
私的にはこちらの方が重要だったのですが、タナべ・イシイ・松田っち先輩の誰とも違う武器で戦おう
ということです。
今からタナベやイシイの背中にぴったりくっついて2人の“コピー”を目指しても、2人の“劣化版”にしかなれない。
そうではなくて、2人にはない、自分だけの洋服屋像を目指そう。
そう心に誓いました。
実店舗に来てくださる方ならお分かりだとは思いますが、ノーザンの接客というのは独特です。
3人がそれぞれ、自らの剥き出しの人間力でお話しているフシがあります。
そしてそれがそのまま説得力となっているのではないか、と思っています。
王貞治でも、猪木でも、スティーブ・ジョブスでも、ミック・ジャガーでも。
何かを成し遂げた人というのは、それだけ人間力があり、そして説得力がある。
であるならば、私が言葉に説得力を持たせるには、それなりの人間力を身に付けることが一番の近道なんじゃないか、そう考えたわけです。
剥き出しの人間力で勝負するわけだから、当然、私が目指す洋服屋像に近づけばタナべ・イシイとは違うスタイルになるはず。
そういうことです。
色々なモノを見て聴いて。
手に取って。
身銭を切って買い、体験し。
そのすべての経験を接客に活かせるよう蓄積していきました。
結果として現在の私が、当時目指していた洋服屋像に近づけたのかどうかは、正直分かりません。
人間力が身に付いたのかどうかも、よく分かりません。
なんにも変ってないっちゃ変わってないし。
でも、卒業を発表してからというもの、多くの方がわざわざ挨拶に来てくださったり、顔を見に来てくださったり、お手紙をくださったり、お土産をくださったり。
社長夫人からもステキな贈り物をいただきましたし。
もしかしたら、皆様にとってほんの少しでも意味のある何かであることは出来たのかな、と(勘違いかもしれませんが笑)実感することができました。
こんなに嬉しいことってないですよ。
感謝感激です。
今、キーボードをポチポチしながら、かなりウルウルきてます笑
なので、話を少し変えましょう。
ノーザンに入社したとき、私は…
にじゅう…ん~
24?
25?
よく分かりませんが、そんな感じの齢です。
そこからの数年間というのはひとりの人間として、あるいは“オトナ”として、色々な経験をし、成長する時期だと思います。
私もそこから愛妻と出会い、結婚をし、そして…
あ、そうそう。
最後だから発表しちゃおう。
隠してたわけではないんですが。
子どもも生まれたんです。
大分前に。
っていうか2年近く前に。
なんか「落ち着いてからさりげなく発表しよう」と思っていたら、伸ばし伸ばしになり、いつしかタイミングを完全に失ってしまいました。すんません。
え~と、何の話でしたっけ。
そうそう、結婚し、子どもも生まれ。
人生の大事な転換期を、ノーザン時代に経験したわけです。
幸か不幸か、記憶の中で結婚や子供の誕生がノーザンと密接にリンクしてしまっているんです。
はじめて父親というものになり、子育てが如何に大変か、ということを身を持って痛感し。
しかし、ノーザンで身に付けた(ということにしておきましょう)人間力があればこそ、乗り越えることができたわけで。
子どもが小さい頃は、憔悴しきった私が仕事上のミスを連発し、タナベやイシイ、なによりお客様にも多大なご迷惑をおかけしたと思います。
本当にすみませんでした。
「お客様にも多大なご迷惑」といっても、具体的に言わないとなんのこっちゃ分からないとは思いますが。
でもまぁ、仕方がないことだと思って、笑って許してください(←自分勝手)
♪笑はって 許して 小さなことと
長くなってきたので、そろそろまとめましょう。
つまり何が言いたいのかというと、
すべての人に感謝しております。
ということです。
一番はお客様ですが、タナべ・イシイ、取引先の皆さん、近所の皆さん。
皆様のおかげで、どうにかやっていくことができました。
本当に、本当にありがとうございました。
本当に、マジで、物凄く感謝しております。
いつもブログではいい加減なことばかり言っているので、信じてもらえないかもしれませんが、本当に感謝しているんです。
ぶっちゃけて言うと基本的に、私は人に感謝しない悪い人間です笑
そんな悪人の私がこんなに繰り返し「感謝」と言っているので、本気だと思ってください。
今日も朝から後任のニュー・スタッフが一生懸命働いています。
少なくとも、入社当時の私よりはかなりマジメに仕事をしています笑
松田っち先輩の後を引き継いだ私を、変わらずに可愛がってくれたノーザンアイランダーの皆様。
どうか“彼”のこともよろしくお願いいたします。
最初は緊張しまくりで、彼自身の“色”が見えてこないと思いますが、そのうち徐々に私と同じように彼が持つドロドロした“ルサンチマン”のようなものが見えてくると思います笑
どうか可愛がってやってください。
…最後に一曲貼り付けましょうか。
何がいいかな。
Where to Begin - My Morning Jacket
「最後にふさわしい曲」を考えたんですが、これしか浮かびませんでした。
♪Always starting over, but tonight I know where to begin
(いつも初めからやり直しているけど 今夜はどこから始めればいいか分かるんだ)
今の私の心境にぴったり!ってわけではないですが、いくらか近いものはある。
そんな感じです。
そんなわけで、そろそろ終わりにしましょう。
繰り返しますが、皆様。
本当に本当にありがとうございました。
今後ともノーザンアイランドをよろしくお願いいたします。
それでは、また。
どこかでお会いしましょう。
グッド・バイ。
片桐洋平