みなさん、こんにちは。141です。
今日の新潟市は暖かい!
昨日とは打って変わって、最高気温20℃の予報ですからね~。
ワタシなんか、今日は半ズボンで通勤です。
そして暖かくなると、人も動き始め半分眠ってるようなかたや、おボケになられているかたも。。。
昨日のノーザンでのお話。
閉店間際にフィッティング・ルーム脇で、ワーカーズの赤いマフラーを発見。
すぐにピ~ン!ときました。
さっき半ズボン、いやショーツをご試着なさったTKHSさまの忘れ物だと。
マフラーをよく見ると、ご購入からまだ日が浅いのに、けっこうな使用感。
ヘビロテでお使いいただき、うれしいな~とおもいながら、TKHSさまにお電話。
すると
『いや、違います、私買ってないです、大丈夫です。』とのお返事。
え~、じゃぁ、一体どなたのなんだろう???
よ~く、考えてみると、なんだか見覚えのあるひっかけキズやクタクタ感。
ハハハ、ワタシのでした。
多分前日に置き忘れたみたいです。
も~、ほんとにボケボケ。TKHSさま、昨日は失礼いたしました。
タナベにも失笑されましたが、そのタナベも昨日
『141くん、レッドウィングのオール・ソールっていくらだっけ?』
と、もう20年以上も修理を受けているものとは思えない質問。
まぁ、ボケてる分野は違うようなのでお互いを補填しあっていくしかないですね((笑)
というわけで、たいへんお待たせいたしました。
予定よりも少し遅れましたが、NORTH OF HEAVENのカスタム・スーツのオーダーのお知らせです。
生地をお選びいただき
ボタンや
裏地なども
お好きなものをどうぞ。
ハイ、じゃんじゃんオーダーお待ちしております!!!
と、お客様に丸投げ状態では、一体どうしたらいいのか、みなさん困っちゃいますよね。
そこで我々からの提案。
我々の一番おすすめの仕様、生地でサイズ・サンプルを作りました。
44~52サイズまで、これがベースとなります。
(これ以外のサイズもオーダー可能です。ご相談ください)
生地は、いままでのノースのジャケットでもおなじみの
ロロピアーナの4シーズン、スーパー130のミッド・ナイト。
オール・シーズン、冠婚葬祭からビジネスまで使える万能選手です。
礼服といったら黒だろう、というかたもいらっしゃいますが、世界的にみれば葬式はダーク・スーツ”です。
某国のAB首相が、ある要人のかたの葬儀に参列したときにただ一人、ブラック・スーツ。
世界のメディアからは”マフィア”と言われちゃったりしてましたね。
このミッドナイトは、ほとんど黒に近いネイビー。
それでいて黒よりもず~と着こなしの幅は広いですよ。
『でも、ここは日本じゃねえか?』
というかたは黒をどうぞ。
3つ釦段返りのVゾーン、きわめて”中庸”なものを目指しております。
いわゆる『洋服屋』っぽいブリブリなものとは正反対です。
バルカの胸ポケットにAMFステッチ。
ステッチはカラー、ラペル、フロント、胸ポケット、フラップ、袖口とベンツ部に。
他の部分にも入れることもできますが、コテコテになるので、これがおすすめ。
ポケットは水平のフラップ付き。
もちろんスラントやパッチもお選びいただけますが、コレが一番ベーシック。
背抜きの大身返し、観音開きの裏地。
いろいろな見解がありますが、背抜きというと夏物?と思われるかもしれませんが、我々の考える一番高級な仕立てです。
スティアンコルもプリンツィバーリも、ツイードの冬物でも背抜きです。
背身頃の縫製も手抜きが出来ない仕立てです。
ワタシはいつもフラワー・ホールに薔薇の花を挿すので薔薇の『クキ』を留めるループも作ってもたいました。
さっと薔薇の花をセニョリータにプレゼントすると喜ばれます。
地衿もヒゲ付きの手仕事の証が見える仕様に。
バックは当然サイド・ベンツに。
パンツのバックはスリットを入れてもらいました。
ナシにもできますが、入れた方がずっと穿きやすいとおもいます。
裏地は膝まで
大事なところのあたるシックはイカ型に。
別に丸型でもいいんですが、カッコいいので。もちろん半ズボン仕様もOK(笑)。
オトコは見えないところにこだわる、と見栄ばかり張ってるオトコからの提案です(笑)。
まだまだ、ディティールのこだわりなどあるんですが、一番大切なのは着てどうなのか?
ということではないのでしょうか。
クルマに例えれば、いくら高級なオーディオ・システムを積んで、高級なホイールを履いていたとしても、走りの部分がダメだったら、ダメですもんね。
仕立ては泣く子も黙る、関西の雄 F です。
ちょっと勘のいいかたにはすぐにバレバレですね。
ここの仕立てはほんとええシゴトしてるんですが、もっとすごいとおもうのはこのシステム。
オーダーから1か月半~くらいの納期です。
このシステムを確立したISHRさんは、ホント仕事の出来るかた。。。
ず~っとこの業界で生産管理一筋。頼りになります。
なかなか言葉ではいい表せないのですが背中を包み込むような感じは、いいスーツの証。
立体的な胸回りや
肩回りの作り。
この生地のドレープ感。
一過性のものではなく、長きに渡って価値の衰えないものを目指しております。
ただワタシもこのサンプルですべて完璧、というわけではありません。
背身頃やワタリ幅をちょっと出してもらおうとおもっています。
そこら辺のところもご相談ください。
そしてお値段は
◎カノニコ素材でスーツで13万8000円(税抜)~
◎このサンプルのロロピアーナの4シーズンで11万8000円(税抜)
となっております。
アレレ、なんでロロピの方が安いの?と思われたかたはさすがです。
あらかじめ我々の方で生地をまとめて調達しておりますので、この価格となっております。
また、ジャケットのみのオーダーやパンツをもう一本、ベストも作りたい、などというご要望にもお応えできます。
ご質問や細かい仕様やサイズの変更など、サンプルや生地などを見ながらご対応させていただきます。
カスタム・オーダーは、店頭での受付となりますので、どうぞみなさまのご来店をお待ちしております。
というわけで、最後にワタシの大好きなスーツの仕立てのお話を。
今日もドカドカ入荷がありましたので、☆OMAKEの続きは次回に。
ではでは、また。
141