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新潟観光案内 ~竜ヶ窪~ (2013.06.30)

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みなさん、こんにちは。カタギリです。

突然ですが先日、長い間「行きたいなぁ」と思っていたところに、ようやく行ってまいりました。

5,6年越しくらいなんじゃないでしょうか。

いままで「行きたい」と思いつつ、なんだかんだ行かなかった理由は、「地味~に遠いから」。

遠出、ってほどではないけど、近場でもない。

かといって高速使わずに行ける距離でもない。

そんなわけで二の足を踏んでいたんですが、ついに意を決して行ってまいりました。

竜ヶ窪へ。


◎竜ヶ窪………………………………………………………………………………………………
竜ヶ窪(りゅうがくぼ)は、新潟県中魚沼郡津南町大字谷内地内1925にある湧水である。環境省名水百選に選定されている。標高450m付近の河岸段丘地にあり、森林が多く自然環境が優れていることから名水百選の他、県指定の自然環境保全地域、鳥獣保護区に指定されている。

水深1.5m、面積11,900m²(長さ220m、狭部70m)、水量毎分30トン、日量43,000トンの池の水が1日に1回入れ替わる。水質は、ミネラルの含有量が適度に含まれ、硬度が低い軟水である。水温は年間を通して摂氏7 - 8度と変化が少ない。

その大量の地下水の湧出を上水道、灌漑用水として利用している。(Wikipediaより)

…………………………………………………………………………………………………………

簡単にいえば、津南にある“キレイな水が湧いているところ”です。

というわけで、さっそく報告をさせていただきましょう。

とても美しいところなんです。


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ryugakubo 003.JPG
愛妻を会社に送り届けて、スッと高速に乗り。

ryugakubo 004.JPG
最近の新潟はとにかく天気が良く、紫外線がかなり強めです。

対策は特にしていません。

サングラスをかける、というくらいでしょうか。

ryugakubo 005.JPG
新潟から2時間半弱、いきなりですが竜ヶ窪に到着。

駐車場あり、係員さんは留守。

ryugakubo 026.JPG
駐車料金が¥200。

ちょうど細かいのがないんだけど…

ryugakubo 036.JPG
珍しく財布に諭吉先生も一葉ちゃんもいらっしゃらなかったので、今日は英世でスミマセン。

なんかケチでスミマセン。

不甲斐ない。

係員さんが留守でよかった。


ryugakubo 006.JPG
アプローチ。

ryugakubo 007.JPG
森というか林というか、あるいは山というか。そういう雰囲気の中に入っていきます。


この10秒くらい後、突然頭上から体長15センチくらいの爬虫類が降ってきました。

目の前にポトッて。

で、落ちてきたそいつは、ササッと藪の中に逃げて行きました。

私ですか?

声でましたよ?

ええ、当たり前じゃないですか。

「ぬわぁ!!!」ですよ。

苦手なんですよ、爬虫類も虫も。

苦手というか、大嫌いなんですよ。

この時から動悸が激しくなりっぱなしで、正直足もすくみました。

でもこっちは高速代とガソリン代だして来てんだオラァ!!!!というわけで、帰るわけにはいかないんです。

進みます。

ryugakubo 008.JPG
整備中。係員さんはこちらにいらっしゃっいました。

ryugakubo 009.JPG
湧水発見。

本来、こういうところでは一口いただくのが正しい作法です。

いつもなら私だって飲みます。

しかし、さきほどの爬虫類もそうですし、この周辺にもまぁ大小さまざまな虫たちが飛んだり跳ねたり。

私は怖くてたまらんのです。

そんな環境下にある水なんて、正直口をつけることなんてできません。

私にはできません。

今回はパス。

ryugakubo 024.JPG
奥の方から凄い勢いで水が流れています。

これが例の“毎分30トン”という湧水なんでしょう。

ryugakubo 010.JPG
由来の書かれた看板。

耳元で鳴り続ける「プ~ン」という羽音を躱しながら読了。

ryugakubo 011.JPG

ryugakubo 023.JPG
歩道は整備されているようです。

ところが。

この遊歩道も強敵でした。

ここを歩くとですな、顔だの足だのにとにかく引っかかるんです。

クモの巣が。

両サイドの木に渡されたクモの巣が、まるで“ゴールテープ”のように待ち構えていました。

それを律儀にいちいち回収していく私。

動悸がもう…

心拍数がもう…

この日、私は、

ore.jpg
だいたいこんな感じの格好だったんですが、これは大失敗。

正解は…

ore2.jpg
宇宙服とか。

あるいは…

ore3.jpg
おっと間違えた。

ore4.jpg
消防服だったみたいです。

極度の虫嫌いの私は、最低これぐらいじゃないと安心できません。

ryugakubo 012.JPG
パッと見はメチャクチャきれいな道なんですけどね。

平日で、まだほとんど誰も通ってなかったんでしょう。

ゴールテープ、切らせていただきました。

そうこうしているうちに…

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ちらりと見えるエメラルド・グリーン。

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階段。

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じゃーん、どうですかこの絶景。

柵がフレームに入って邪魔なんで、もう一歩前へ。

ryugakubo 017.JPG
じゃーん。

これが私が観たかった風景です。

とにかく美しい。

水が澄んで木々を映し。

ときおり大きな魚が跳ねる。

…そして背後には、黄色と黒の縞模様がオシャレなデカい蜂が。

勘弁してくれと。

まぁこちらから何か仕掛けなければ大丈夫だろう、ということで放置。

写真を撮りまくります。

ryugakubo 018.JPG
池の左側。

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縦位置。


ryugakubo 019.JPG
手前のブナ(?)にピントを合わせたバージョン。

ryugakubo 033.JPG
…の縦位置。

ryugakubo 021.JPG
証拠写真。

当然この日は、

giri20photo20057.jpg
相棒のペンタックス67も持って行ってるわけで、蜂にビビリつつも「ガッシャーン」「ガッシャーン」と撮りまくりました。

蜂に、「このデカいシャッター音はあれか?俺への“攻撃”ってことでいいんだな?」と思われないように、注意しながらの撮影はなかなかスリリング。

早くどっか行けっての。


で、このポイントでひととおり写真を撮り終えて、じゃあ遊歩道の奥に進もうか。とも思ったんですが…

ryugakubo 022.JPG
怖い。

虫が、爬虫類が、クモの巣が怖い。

奥に進む、と考えただけでまたしても動悸が。

そんなわけで、まだほんの入り口でしかないんでしょうが、ここで引き返します。

往路で自らクモの巣をすべて回収済みでしょうから、復路は楽勝。

速足で駐車場に戻ります。


そんな駐車場までの帰り道…

元気いっぱいに腕をブンブン振りながら歩いていた私…

そんな私の左手の小指に…

nanika.jpg
何かが「サワッ」と当たったんです…

「ひゃあぁぁぁぁぁ!!!!」と叫びつつ走り出す私。

全身鳥肌、冷や汗脂汗。


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駐車場に停まる愛車を見つけたときは、大袈裟じゃなくうっすらと涙ぐみました。

あのとき小指に当たったのは枯葉か、それとも虫的な何かか…

いずれにせよ、そういう乾いた質感の何かでした。

さらにいえば、軽い感じ。

葉っぱなら枯れているはずだし、虫だとしたら私がこの世で一番嫌いな蝶々&蛾系…

オエェ。

「三十六計逃げるに如かず」…作戦はいろいろあるが、逃げるべきときには逃げて身の安全を保ち、のちの再挙を図るのが最上の策である。「南史(王敬則伝)」
転じて、面倒な事からは手を引いて逃げるのが一番よい、というたとえ。逃げるが勝ち。


こういうときに使う言葉ではないような気もしますが、さっさと逃げることにします。

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私の心とは裏腹に、あくまで快晴。

ryugakubo 028.JPG
グッバイ、津南町。


本当に、本当に竜ヶ窪はキレイな所でした。

行く価値あり。

何度でも行きたい、そして改めてまた撮影したい。

そう思わせてくれる、素晴らしいところでした。

…虫さえいなければ。

私の中の…

虫の恐怖 - 風景の美しさ

という天秤はまだ拮抗しています。

決着がついていません。

「風景の美しさ」が勝てばまた行きますし、「虫の恐怖」が勝てば二度と行きません。

果たして「次回」の竜ヶ窪編はあるのか。

乞うご期待。


とりあえず次は…笹川流れにでも行きますかね。

よろしくお願いいたします。


今でもあの時の小指の感触を思い出すと…

オエェ。


それでは、また。

ありがとうございました。

カタギリ


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