みなさん、こんにちは。カタギリです。
突然ですが私のブログも、おそらくあと何回か(2~3回くらい?)で終了となります。
時には「めんどくさい」と悪態をつきながらも、なんだかんだで楽しくやらせていただきました。
やはり、商品のご紹介と合わせて、日ごろ考えていることや感じたことを文字にする、というのは案外精神衛生上良いこともあるんじゃないか、と思いました。
この"ブログ"という仕事、というか習慣が無くなると、私の精神はどういう影響を受けるのでしょうか。
バランスを崩しやしないだろうか、と少し不安になったりもしないではないです。
まぁそんなわけで、残すところあと数回。
これまで同様、一切気張らずにやらせていただきます。
「最後くらい気張ったらどうなんだ?」
「構想を練ったり、推敲を重ねたりしたらどうなんだ?」
「事前にネタを準備したらどうなんだ?」
ということを自分でも考えないではないですが。
PCの前に座って、その時その瞬間に考えていることをそのまま打ち込んでゆく、というのが純度が高くて良いんじゃないか、と思っています。
よろしくお願いいたします。
というわけで今日はタイトルにもありますように、ノーザンに入社してから購入した靴で、
おそらく馴染ませるのに最も苦労し、
そして苦労しながらも、なんだかんだで最もよく履いた靴。
そのお話をさせていただこうと思います。
結論からいきましょう。
これです。
レッドウィングの"1155E"。
いわゆる"ペコス"ってやつです。
こんなに苦労した靴はないが、そのためかこんなに愛着のある靴もないです。
□□□□□□□□□□□
おなじくレッドウィングの9011D、いわゆる"ベックマン"も相当履きましたし、クロケットのチャートシーも本当に頻繁に履きました。
しかし。
やはり1155でしょう。
というのも、ノーザンに入社してすぐに、一番最初に購入したのがこの1155なんです。
それからというもの、馴染ませるためにほぼ毎日のように(あまり良い履き方ではないですが)履きました。
何度かお話していますが、私の足は幅が広く、また甲が高い、“苦労する足”なんです。
店頭で靴をご試着される方の足を拝見いたしますと、私より困った足型の方って本当にごくわずか。
これまで接客をさせていただいて、私より困った足型の方はだいたい…
10人いるかいないか?というくらいでした。
それほどの困った足なので、やはりペコスは馴染ませるまでがとっても大変。
文字通り血の滲む思いで履きました。
その甲斐あってか、いまではメチャクチャらくちん。
スポッと履けて、一日中履いていても疲れにくい。
最高の一足に育ってくれました。
タグはボロボロ。
でも見た目はそれほど汚れてもいないし、キズだらけってわけでもないですね。
そして、こう見てみると「ん?」と思うのが…
カカトのカウンター部分。
なぜかツヤツヤになっています。
これは私がなにか特殊なお手入れをしたから、ということではありません。
いや、厳密にいうと“特殊”なのかもしれませんが…
カカトが擦れたり、乾いてきたら、
鼻のアブラを…
塗るくらいしか、最近(数年?)はしていません笑。
オイルを塗ることすら怠っています。
でもなぜかツヤツヤ。
これは私の推測なんですが、パンツの裾に擦れて、擦れて擦れて…
磨かれたんではないか。と考えています。
ここがツヤツヤになっていることも、私の推測を裏付ける材料になっているんじゃないか、と。
もしかしたら私の鼻のアブラには、革に光沢を与える成分が含まれているのかもしれませんが。
他の靴はツヤツヤになっていないので、鼻のアブラのためではないでしょう(他のにも塗ってるんかい)。
こういう部分も含めて、やはり、
持ち主の履き方・手入れの仕方によって、全く違う雰囲気に育っていく
というレッドウィングの醍醐味なのではないでしょうか。
私は、基本的に「靴が汚れない・味が出ない」人間ではありますが(少しコンプレックス)、同時に「ソールが減らない」人間でもあります。
この10年弱けっこう頻繁にガンガン履いたのに、まだまだ張り替えの必要がないくらい。
これも、持ち主の歩き方や履く頻度によって違いますから、減りの早い人遅い人がいます。
減りが早いからってお気になさらずに。
まぁそんなわけで、
ノーザンに入社してすぐに買った、
馴染ませるのに最も苦労した、
だからこそ一番愛着のわいた靴なんだ
というのがこの1155Eなんです。
好きなんだなぁ、この靴。
ちなみに、現在ではこの「1155」という品番は廃番になりまして、
「8159E」というモデルに切り替わっております(こちらのご紹介は、いつかタナべかイシイがお送りすると思います。丸投げ笑)。
深いムラを持ったしなやかなオイルド・レザーで、むしろこっちの革の方が…とも思います。
思いますが。
やはり一番大事なのは、自分の足で、一から育てた靴という点ではないでしょうか。
一から育てる楽しみ。
新品はキレイすぎるし、馴染ませる苦労もあります。
ですが、それが楽しいんです。
愛着がわくんです。
「この靴じゃなきゃ」という気持ちになるんです。
それがレッドウィングの最大の魅力だと思います。
履く頻度に波はありますが、ここ1か月くらい、すさまじいペースでまた履いています。
おそらく一生こんな感じで履き続けるんでしょう。
ふふふ。
以上、「最愛の1足」でした(タイトル変わっとるやんけ)。
というわけで、今日はここまで。
ありがとうございました。
それでは、また。
カタギリ
突然ですが私のブログも、おそらくあと何回か(2~3回くらい?)で終了となります。
時には「めんどくさい」と悪態をつきながらも、なんだかんだで楽しくやらせていただきました。
やはり、商品のご紹介と合わせて、日ごろ考えていることや感じたことを文字にする、というのは案外精神衛生上良いこともあるんじゃないか、と思いました。
この"ブログ"という仕事、というか習慣が無くなると、私の精神はどういう影響を受けるのでしょうか。
バランスを崩しやしないだろうか、と少し不安になったりもしないではないです。
まぁそんなわけで、残すところあと数回。
これまで同様、一切気張らずにやらせていただきます。
「最後くらい気張ったらどうなんだ?」
「構想を練ったり、推敲を重ねたりしたらどうなんだ?」
「事前にネタを準備したらどうなんだ?」
ということを自分でも考えないではないですが。
PCの前に座って、その時その瞬間に考えていることをそのまま打ち込んでゆく、というのが純度が高くて良いんじゃないか、と思っています。
よろしくお願いいたします。
というわけで今日はタイトルにもありますように、ノーザンに入社してから購入した靴で、
おそらく馴染ませるのに最も苦労し、
そして苦労しながらも、なんだかんだで最もよく履いた靴。
そのお話をさせていただこうと思います。
結論からいきましょう。
これです。
レッドウィングの"1155E"。
いわゆる"ペコス"ってやつです。
こんなに苦労した靴はないが、そのためかこんなに愛着のある靴もないです。
□□□□□□□□□□□
おなじくレッドウィングの9011D、いわゆる"ベックマン"も相当履きましたし、クロケットのチャートシーも本当に頻繁に履きました。
しかし。
やはり1155でしょう。
というのも、ノーザンに入社してすぐに、一番最初に購入したのがこの1155なんです。
それからというもの、馴染ませるためにほぼ毎日のように(あまり良い履き方ではないですが)履きました。
何度かお話していますが、私の足は幅が広く、また甲が高い、“苦労する足”なんです。
店頭で靴をご試着される方の足を拝見いたしますと、私より困った足型の方って本当にごくわずか。
これまで接客をさせていただいて、私より困った足型の方はだいたい…
10人いるかいないか?というくらいでした。
それほどの困った足なので、やはりペコスは馴染ませるまでがとっても大変。
文字通り血の滲む思いで履きました。
その甲斐あってか、いまではメチャクチャらくちん。
スポッと履けて、一日中履いていても疲れにくい。
最高の一足に育ってくれました。
タグはボロボロ。
でも見た目はそれほど汚れてもいないし、キズだらけってわけでもないですね。
そして、こう見てみると「ん?」と思うのが…
カカトのカウンター部分。
なぜかツヤツヤになっています。
これは私がなにか特殊なお手入れをしたから、ということではありません。
いや、厳密にいうと“特殊”なのかもしれませんが…
カカトが擦れたり、乾いてきたら、
鼻のアブラを…
塗るくらいしか、最近(数年?)はしていません笑。
オイルを塗ることすら怠っています。
でもなぜかツヤツヤ。
これは私の推測なんですが、パンツの裾に擦れて、擦れて擦れて…
磨かれたんではないか。と考えています。
ここがツヤツヤになっていることも、私の推測を裏付ける材料になっているんじゃないか、と。
もしかしたら私の鼻のアブラには、革に光沢を与える成分が含まれているのかもしれませんが。
他の靴はツヤツヤになっていないので、鼻のアブラのためではないでしょう(他のにも塗ってるんかい)。
こういう部分も含めて、やはり、
持ち主の履き方・手入れの仕方によって、全く違う雰囲気に育っていく
というレッドウィングの醍醐味なのではないでしょうか。
私は、基本的に「靴が汚れない・味が出ない」人間ではありますが(少しコンプレックス)、同時に「ソールが減らない」人間でもあります。
この10年弱けっこう頻繁にガンガン履いたのに、まだまだ張り替えの必要がないくらい。
これも、持ち主の歩き方や履く頻度によって違いますから、減りの早い人遅い人がいます。
減りが早いからってお気になさらずに。
まぁそんなわけで、
ノーザンに入社してすぐに買った、
馴染ませるのに最も苦労した、
だからこそ一番愛着のわいた靴なんだ
というのがこの1155Eなんです。
好きなんだなぁ、この靴。
ちなみに、現在ではこの「1155」という品番は廃番になりまして、
「8159E」というモデルに切り替わっております(こちらのご紹介は、いつかタナべかイシイがお送りすると思います。丸投げ笑)。
深いムラを持ったしなやかなオイルド・レザーで、むしろこっちの革の方が…とも思います。
思いますが。
やはり一番大事なのは、自分の足で、一から育てた靴という点ではないでしょうか。
一から育てる楽しみ。
新品はキレイすぎるし、馴染ませる苦労もあります。
ですが、それが楽しいんです。
愛着がわくんです。
「この靴じゃなきゃ」という気持ちになるんです。
それがレッドウィングの最大の魅力だと思います。
履く頻度に波はありますが、ここ1か月くらい、すさまじいペースでまた履いています。
おそらく一生こんな感じで履き続けるんでしょう。
ふふふ。
以上、「最愛の1足」でした(タイトル変わっとるやんけ)。
というわけで、今日はここまで。
ありがとうございました。
それでは、また。
カタギリ